購買力平価とは?

購買力平価とは、ある国で買える商品が、他国ならいくらで帰るのかを示す交換レートのことです。

例えばボールペンでの話になりますが、日本では1本100円で買えるものが、アメリカでは120円で買えるという場合、1ドル120円ということになるのです。

もちろん現実にはこんなにわかりやすいものではありませんが、1つの比較方法として使用されています。

実際に為替レートが決まるのは、為替市場での需要や、貿易の際のコストなど、両国の購買力以外のさまざまな要因によって変わります。

しかし購買力平価では、生活実感に近い値が求められるというメリットがあるので、経済規模や賃金水準の国際比較に使えるのです。

ちなみに購買力平価で基準になるのは、米国での商品価格とUSドルです。

絶対にそうでなければいけないということではありませんが、基軸通貨であるUSドルを使った方がわかりやすいので、USドルが使われています。

あくまでも1つの基準であり、絶対のものではありませんが、覚えておきましょう。

2国間の物価指数上昇率の差であるインフレ格差から、為替ルートを決める方法を相対的購買力平価と呼びます。

為替レートが1ドル100円で、日本の物価指数が5%、米国の物価指数が10%上がると、相対的に米国の物価だけが5%上がったことになります。

このことから、ドルの通貨価値が円に対して5%下がると考えられます。

このように購買力平価は、長期の為替レートの動きを説明しやすいという性質もあります。