現物取引とは?

現物取引とは取引におけるもっとも基本的な手法です。

つまり、物を直接売買して行う取引方法です。

わたしたちが日常生活で行う買い物は現物取引です。

つまり代金を支払って商品の現物を入手するか、あるいは現物を売って代金を手に入れるかです。

当たり前のような取引方法ですが、株式投資など金融商品の世界では先物取引をはじめ現物がともなわず、差金決済によって成り立つ取引が存在しているため、わざわざ「現物取引」という名称が使われているのです。

現物取引は大きく分けて二つの意味合いがあります。

まず購入することで現物を手に入れるという点。

たとえば食料品や貴金属などの先物取引を行う場合、大量に購入する場合には現物を手に入れるわけにはいかないという面があります。

そんな場合には現物取引は適さないため、現物を伴わない差金決済という選択肢をとることになります。

もうひとつは「ないものは売れない」こと。

たとえば値下がり確実の商品があったとしても、その現物を持っていなくては現物取引は成り立ちません。

しかし信用取引で空売りをすれば現物を持っていなくても売る契約をすることで、値下がりする商品で利益を上げることができるのです。

また、信用取引に比べて資金に対して取引できる金額が少なく、3分の1程度となります。

こうして書くと現物取引はデメリットだらけというイメージもありますが、堅実に運用することができるというメリットもあります。

信用取引の場合、資金力に合わない大きな取引をした結果、多額の損失を出してしまうリスクがあります。

現物取引なら資金力の範囲内でリスクを回避し、着実に運用していくことができるのです。